エアコンを付けると体調不良になる方も多いのではないでしょうか。
私は夜にエアコンを付けて寝ると、だるさ、鼻声、むくみなどが1日中治らないので、昔から苦手でした。
体調不良が治らないうちに、電車や職場でもずっとエアコンにさらされる毎日。
外は暑いし、温度差にやられてじわじわと疲れますよね。
とはいえエアコンなしだと暑くて寝れないし…。と思っていたのですが、今年から寝る環境を少しずつ変えたり、昼間に食べる物や飲み物に少し気を付けるようにしたら、エアコンなしで快適に寝てスッキリ起きられるようになってきました!
夏の夜を涼しく快適に過ごすために、実際に私がやってみて効果があった対策を9つご紹介します。
(体調や室温をチェックしてから実行するなど、自分で管理して行ってください)
【実践済み・効果あり】夏の夜も涼しく!エアコンなしで熱中症対策・暑さ対策する方法
エアコンなしで夏の夜を涼しくして熱中症対策をするポイントは下記の通り。
- 寝室の風通しを良くする
- 体を中と外から冷やす
- 眠りにつきやすい体の状態にする
それぞれの具体的な方法について見ていきましょう。
寝室の風通しを良くする
寝る環境は大切です。
風が部屋に入ってくるだけでも体感温度がグッと下がりますし、空気を循環させることで溜まったジメジメ湿気を流すことができます。
窓を開ける
寝る前に窓を開けて風通しを良くすることは必須です。
外の新鮮な空気を部屋に取り込むことで空気を循環させましょう。
風が部屋の中心を通るように、対角線上の窓を2つ開けておくのが理想的です。
防犯上の理由などで窓を開けられない場合には換気扇を回すなどして、部屋の中の空気がよどまないように工夫してください。
扇風機を付ける
風通しを良くするといえば扇風機。
扇風機は首振り運転で、水平方向よりも少し上に向けておくのがコツです。
風が部屋の空気を循環させて湿気を散らし、天井や壁に当たったあとに優しく流れてきます。
扇風機を部屋の外に向けて回すと熱を逃がすこともできます。
扇風機の風を直接体に当てると冷えすぎてしまうこともあるので、おすすめしません。
体を中と外から冷やす
寝るときの服装やシーツ、その日の食べ物や飲み物、呼吸法などで、体を外側と内側から涼しくすることができます。
特に呼吸法は即効性があるので寝る直前やベッドに入ってからでも効果を実感できておすすめ。
食べ物・飲み物は日中に少し気を付ければ、当日の夜には効果を感じられます。
裸で寝る
服を1枚脱ぐだけで、体感温度がかなり変わります。
全裸は抵抗があったり、同居人がいて難しかったりする人は、タンクトップやキャミソールなどのノースリーブの服や短パンなど、なるべく布面積が小さい服にすると良いですね。
ただ、お腹が冷えると体調不良をまねく場合もあるので、バスタオルや薄手の綿毛布などでお腹から脚の付け根までカバーしてください。
シーツを冷感素材のものにする
アーユルヴェーダ的には100%天然素材の寝具が良いとわかっているのですが、肌触りがひんやりして気持ち良い冷感素材のシーツを使っています。
私は下着だけで寝ているので、わずかに冷たくサラサラのシーツがとても気持ち良く、スッと眠りにつけています。
天然繊維ならリネン100%の素材が涼しいといわれているので、化学繊維は嫌という人はそちらを試してみてください。
また、できれば1日に1回、最低でも2~3日に1回はシーツを洗いましょう。
薄着になるほど肌がシーツに触れる面積が大きくなるため、シーツの肌触りが重要になってきます。
夏はただでさえ湿度が高くてベタベタする空気になっているので、シーツはサラサラで快適な状態になるよう、なるべく頻繁に洗濯しましょう。
洗濯機を回している時間がないときは、干して太陽の光に当てるだけでも寝心地が良くなります。
体温を下げる食べ物や飲み物を摂る
暑いからといってアイスクリームや冷たい麺類ばかり食べていませんか?
自動販売機で冷たい飲み物や炭酸飲料を買ってがぶ飲みしていませんか?
これらは口にした瞬間は体を冷やしてくれるように思いますが、少し時間がたつと体を温めることにつながってしまうんです。
夏におすすめなのは、体をクーリングする性質がある食べ物や飲み物。
具体的には、ゴーヤ、きゅうり、冬瓜などのウリ科の野菜や、ココナッツ、カリフラワー、キャベツ、パクチー、米、麦(精製されていないもの)などです。
飲み物は白湯(冷ましたものでもOK)、水出しコリアンダーティー、コリアンダージュースなどがおすすめ。
コリアンダーとはパクチーのことで、水出しコリアンダーティーはコリアンダーシードを水に一晩入れておくだけと、簡単にできます。
詳しい作り方や、体を温めてしまう意外な食べ物についてはこちらで紹介しています。
呼吸で体温を下げる
普段特に意識することなく吸って吐いている息ですが、意識して呼吸するだけで体温を下げ、体の中から涼しくすることができるんです。
これは本当に効果を感じやすいので、寝る前だけでなく「あつい!」と思ったときにいつでもやってみてください。
やり方は、写真のように舌をストローのように丸めて口から息を吸います。
肺を風船のように大きく膨らませることを意識して吸ってください。
吐くときは口を閉じ、鼻からゆっくり吐きます。
やってみるとわかりますが、口から体に入ってくる空気はひんやり冷たく、鼻から出ていく空気は温かいです。
1分でも5分でもこの呼吸法をすると、体が涼しくなっていることに気付くはずです。
眠りにつきやすい体の状態にする
夏の暑い夜を過ごすだけで体力を使うので、体が軽くリラックスした状態で眠りにつくことが、ほかの季節よりも大切です。
私が実際にやってみて効果を感じた方法だけをご紹介します。
夜ご飯を食べ過ぎない・お酒を飲みすぎない
疲れて帰ってきたら、ついつい夜ご飯を爆食してしまうこともありますよね。
でも、満腹で眠ろうとしても脳が興奮してなかなか寝付けなかったり、眠れても浅い眠りになって疲れが十分に取れなかったりします。
これが続くとつらい夏バテや胃もたれの原因に…。
夏は夜ご飯を少なめに済ませるようにして、アルコールもなるべく控えめに。
寝る3~4時間前までには食べ終わっているようにするとさらに体が軽い状態で眠れます。
スマホは寝る1時間前には手放す
あまり良くないとわかっているものの、寝る直前までスマホしてしまいますよね。
その気持ちわかります~!!
私も以前はベッドの中でもスマホをして、そのまま寝落ちというスタイルだったのですが、寝る時間が遅くなって翌日早く起きられないわ、夜中の変な時間に起きるわで、安眠とはいえない状態でした。
最近は心を入れ替え、寝る1時間前、できれば2時間前にはスマホを見ないようにしています。
そうすると、驚くほどぐっすり!
夜中に目が覚めることおもないし、起きたときに疲れが残っていなくてスッキリしているし、日中も1日ずっと集中が続き、活動的に動けるように。
なんだこれは。快適だ!
寝る前にスマホを触る時間を減らすだけで、夜だけでなく昼間もQOL爆上がりです。
【効果ありそう】夏の夜も涼しく!エアコンなしで熱中症対策・暑さ対策する方法
ここからはまだ試していないものの、効果がありそうな暑さ対策の方法をご紹介します。
私も、残暑の時期などもっと暑くなったらやってみて効果を更新していきますので、一緒に熱中症対策をしていきましょう!
窓の外や窓辺に水気を用意する
打ち水は家の外に水をまくことで、日本の伝統的な涼み方の一つ。
水をまくと気化熱によって周囲の温度が下がり、濡れた地面を通る風も涼しくなるようです。
玄関先や庭、マンションやアパートならベランダなどに打ち水をしてみましょう。
また、窓辺に濡れタオルをかけておくだけでも打ち水と同様の効果があるそうです。
窓の外にグリーンカーテンを作る
時間がかかるので来年の夏に向けた対策になるかと思いますが、グリーンカーテンも自然の力を借りて涼をとる方法です。
グリーンカーテンが育つまでは、サンシェードやすだれを窓の外に設置するのも良いですね。
エアコンなしでも健康的な生活!暑さ対策・熱中症対策で夏の夜も涼しく
エアコンで体調不良になる人に試してほしい暑さ対策についてご紹介しました。
熱帯夜など、生死に関わる暑さであればためらわずにエアコンを付けてほしいですが、今日は大丈夫かな?と思ったら、体に合った方法で涼んでみてくださいね。