体と心の健康を作るためには、新鮮な野菜やスパイス、ギーを使ったアーユルヴェーダ料理を習慣的に食べることが大事!
とはいえ、初心者のうちは料理のレパートリーも少なく、毎回似たような味になってしまうことはないでしょうか?
そんな時にSNSやテレビで美味しそうな中華料理やイタリアンを目にしたら、つい「食べたい!」と欲望が浮かんできて意思が揺らいでしまう…。
そんな経験、ないでしょうか。
私は、あります!!(笑)
アーユルヴェーダの生活習慣を実践し始めて2週間くらいの時でしたね。
他のものが食べたくて仕方なくなりました。
でも、結局それは食べずにその日も翌日もアーユルヴェーダ料理を食べたのです。
しかも我慢せず、楽しみながら。
今回は、当時どんな風に自分の感情を観察してアーユルヴェーダ料理に思考を戻したのか、私の経験をご紹介します。
同じような経験をしたことがある方も、まさに今そんな衝動に駆られている方も、自分の感情と向き合うヒントになることがあるかもしれません。
ぜひ読んでみてください。
きっかけはファスティング中にSNSに現れた「めんつゆ」料理
当時はキチュリだけを食べるファスティングの日を週に1度設定していて、お腹が空いている時間が多かったその日に事件が起こりました。
SNSを眺めていると料理系のストーリーズが出てきてボーっと見ていたのですが、
(なぜ自分の首を絞めるようなことを…笑)
「暑い季節のめんつゆレシピ!」と称して、冷やしたトマトを皮むきしてめんつゆとごま油、薬味で味付けをした美味しそうな料理が目に留まりました。
(なぜ自分の首を…以下略)
スパイス料理に舌が慣れてきたころでしたが、それをきっかけに一気にめんつゆの味を思い出し、
「スパイス料理に飽きたかもしれない。めんつゆの味で野菜を食べたい。」と思ったんですよ。
冷静に考えれば別にスパイス料理に飽きたということはないんですけどね。
とにかく「めんつゆ食べたい!」ってなっていたんでしょうね。
それで、「ファスティングが終わったらめんつゆ買いに行こうかな?」とまで考えました。
自分の感情に気付いて向き合う
その時にふと、なんでそもそもスパイス料理を食べてるんだっけ?と疑問が湧いてきました。
しばらく自問自答した結果、出した答えがこちら。
私は「食べるために生きている」んじゃなくて、「生きるために食べている」。
それも「心地よく生きるために」食べている。
私の冷え性改善という目的を達成させて心地よい身体を作ってくれるのは、めんつゆでなくアーユルヴェーダ料理だ。
冷え性を少しでも改善して、そしてできれば毛穴が引き締まった美肌になるために、アーユルヴェーダ料理を食べているという当初の目的を思い出せたのです。
このことに自分で気付けたのは、瞑想も習慣に取り入れていたからじゃないかと思います。
自分の感情に気付き、観察する。
このトレーニングを瞑想でしていたからこそ、自分の感情に流されて行動せず、今必要なことを冷静に考えられたんだと思います。
今何をやっているのかに集中することが大切
私は子どもの頃から冷え性で、真夏でも手先足先が冷たいのはもちろん、マッサージの時に「お腹の奥のほうまで冷たい」といわれたこともあります。
それを聞いた時はこんなにひどい冷え性が治るわけがないと思っていましたが、この頃はスパイスをよく口にしているからか、体の中からポカポカするのを感じることが多くなっていました。
自分の体が温かいと心地よく、自分の温かい指先が顔や体に触れるとホッと癒されるということを、人生で初めて体験していたんです。
スパイス料理を食べてから3時間くらいは温かい状態だけど、時間が経つと足先などが冷えてくるので、食事の後以外のタイミングでもこの状態をキープできるようにしていきたい。
この時にはっきりとそう思いました。
その目的を達成するためには、今はもうしばらくアーユルヴェーダ料理を食べてみよう。
「心地よく生きるために食べる」ということをある程度実現できたら、その時に改めてトマトにめんつゆをかけよう。
そう思ったのです。
今後の課題も浮き出てきた
そもそもアーユルヴェーダ料理に飽きたかも?と思ったのは、自分の料理のレパートリーの少なさにも原因があります。
今後はさらにレパートリーを増やし、スパイスをもっと使いこなせるように学んでいきたいです!
ちなみに、アーユルヴェーダ料理のレシピはアーユルヴェーダ料理研究家の水野香織 先生のクックパッドを参照しています。
どれを作っても美味しい。
先生が1日に食べているものを全部記録して教えてほしいくらいです。
私のアーユルヴェディックな生活に挫折しかけた経験が、どこかでお役に立てば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。