日本米よりも消化が軽いバスマティライスには、大きく分けて3種類の炊き方があります。
- 湯取り法(インドの伝統的な炊き方)
- 土鍋で炊く(日本米と同じ方法)
- 炊飯器で炊く(日本米と同じ方法)
私はせっかくのバスマティライスだから本場の雰囲気を楽しみたいと、最初は湯取り法で炊いていました。
ですがメリットとデメリットを見直した結果、最近は土鍋で炊いています。
今回は、バスマティライスの詳しい炊き方を3パターンご紹介し、それぞれのメリット・デメリットもお伝えします。
美味しく炊いて健康的なバスマティライフを送りましょう!
バスマティライスの炊き方①土鍋で炊く
まずは私おすすめの「土鍋で炊く」方法から。
基本的には日本米を鍋で炊くのと同じ手順ですが、バスマティライスの場合は水を多めに入れておくのがコツです。
炊き方(1人分)
- バスマティライスをシャカシャカと軽く洗う
- 土鍋にバスマティライス、米の2~3倍程度の水、ギー小さじ一杯を入れ、30分以上つけておく
- 中火~強火にかけ、沸騰したら弱火にしてふたをし、15分加熱する
- 火を止めてさらに15分、ふたをしたまま蒸らす
炊く前にギー(他のオイルでも代用できます)を入れておくことで、鍋底に焦げ付くのを防ぎます。
ギーの栄養や体をうるおわせる効果、わずかな風味も加わるのでおすすめです。
土鍋で炊くメリット
- ふっくら炊けて比較的日本米に近い食感に
- バスマティライスの栄養を逃がさず食べられる
- 水につけた瞬間から完成まで土鍋の中をさわる必要がなく、慣れればとても楽で簡単
土鍋で炊くデメリット
- 吹きこぼれた場合や底に焦げ付いた場合には片付けがやや面倒
バスマティライスの炊き方②湯取り法
湯取り法とは、パスタを茹でる感覚でバスマティライスを炊く方法。
インドやタイの伝統的な炊き方だそうで、パラパラとした食感は「長細い米らしさ」があってこれはこれで美味しいです。
炊き方
- バスマティライスをシャカシャカと軽く洗う
- バスマティライスをボールに入れ、水に30分以上つけておく
- 鍋に十分な量の水を入れて沸騰させる
- 沸騰したままの状態で、水を切ったバスマティライスを鍋に入れる
- バスマティライスをかき混ぜながら5分加熱する
- ザルにあげて湯を切って、空になった鍋に戻し、ふたをして5分蒸らす
湯取り法のメリット
- お湯と一緒にでんぷん質などが流れてカロリーや糖質を抑えられる
- 粘り気の少ないパラパラした食感になり、日本米との違いを楽しめる
- 日本米ではあまりしない調理方法なので新鮮で楽しい
湯取り法のデメリット
- でんぷん質も大切な栄養素。ゆで汁と一緒に流れてしまうのは残念
- ボールやザルが必要なので洗い物が増える
特にヴァ―タ体質の方は瘦せやすい傾向があるため、ダイエットのためと安易にカロリーや糖質をカットすると、体を動かすエネルギーが枯渇してふらつきなどの症状が出る可能性も。
かくいう私もヴァ―タ体質で、あるとき集中力が続きにくいことや体力がないことなどに気付き、食事から糖質を摂取することを意識するようになりました。
湯取り法から土鍋を使った炊き方に変えたのもあり、脳や体が快適に動くようになったと感じています。
バスマティライスの炊き方③炊飯器で炊く
バスマティライスは炊飯器でも炊くことができます。
炊飯器で炊くときも、土鍋で炊くのと同様に水を多めに入れましょう。
炊き方
- バスマティライスをシャカシャカと軽く洗う
- 炊飯器にバスマティライスを入れ、米の1.5~2倍程度の水に30分つけておく
- 炊飯器のスイッチを入れて通常に炊く
炊飯器で炊くメリット
- 扱い慣れた炊飯器を使うので手軽
- スイッチを入れたら放置で出来上がるので簡単
- 焦げ付くなどの失敗も少ない
炊飯器で炊くデメリット
- 火を使って炊くよりも美味しさが劣る(私の主観です)
- 体が喜ぶのは電子調理器よりも火と鍋なんだろうな、残念、と思いながら食べることになる(私の主観です)
アーユルヴェーダでは料理の際の火の質にも注目すべきとされていて、高温の良い火で調理するほど質の良い料理になるそうです。
その点、炊飯器の火力はガスや薪などに劣り、熱源も電気ですので、アーユルヴェーダ的にはどうなんだろう?と思わなくもないですね。
バスマティライスの炊き方は湯取り法、土鍋、炊飯器でも可能!
バスマティライスはインドの伝統的な炊き方である「湯取り法」のほかにも、日本米と同じように土鍋や炊飯器でも芯を残さず炊くことができます。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、好きな方法でバスマティライスを楽しんでくださいね。